ネジ巻き事件簿

精神的肉体的社会的側面から見た事件史。

市原両親殺人事件~2.これで有罪なの?~

皆様、まだ続く歯痛に流動食しか食べてないのに何故に痩せないの
な千葉県某所より、おこんにちは。


昭和49年に起こった「市原両親殺人事件」です。

被告が再審請求している中で憶測や妄想全開のブログは書けないのですが
私が何故この事件に興味を持ったのかなど
見解みたいな物をお伝えしたいと思います。

遺体が発見されて息子・Sはスピード逮捕、裁判で死刑の判決、事実上、結審しています。
なのに何でこんなに長く息子・Sは無実を叫び、冤罪として支援している人達がいるんでしょうか。

息子・Sの犯行だとしたら、めちゃくちゃ矛盾が出るのです。

1.遺体発見時、両親が一緒の状態だったが、母親だけ訓練された特殊な縛られかたをしている。

2.両親は自営業で、一緒に食事をするのが常だったのですが、検視の結果、父親の胃は空っぽ。
母親の胃からはニラと卵とご飯が検出されている。
ちなみに朝食を食べた数時間後で、父親の腸からは朝食の内容物が残っていた。

3.父親は胸、腹に刺し傷を受けているが
母親は頭部を集中的に刺されている。

ここまでは
父親と母親の死亡時刻にタイムラグがある」
で済みます。
刺し傷やら縛り方やら単なる犯人の気紛れだとも考えられなくはないです。

ここからが重要です。

4.事件当日と推定される日、本当なら死亡してるはずの母親が
近所の食堂に白米を買いに来ている。


は?


このご両親はタイヤ屋やレストラン(ドライバー向けの、ドライブイン)のを経営してて
ご飯だけ、こうやって毎日のように買いに来てたそうなんです。
その食堂の店員さんは当日をはっきり具体的に証言してます。

雨が降ってて給料日前で欽ちゃん(萩本欽一)のテレビ番組をやっていたと
ひじょうに詳細です。

もし、父親だけが亡くなっていたら
それでも
ご飯を食べようとしてた事になります。

5.被告の衣類や家屋内に、母親の血液が見つからない。

どういう事でしょう。

母親は別の場所で殺害されたんでしょうか。

6.浴室のタイルに母親の足跡が残っていた。

もう、何が何やら。

父親は殺害されていて、一旦、浴槽に入れられて、お風呂のタイルを綺麗に洗って
そこに母親がいた、となります。

検視解剖では胃の内容物から死亡推定時刻を出します。

その精度が良いとは言いがたいのは
遺体が10日も海に浮いていたせいだと思うのです。

息子・Sの主張通り、「母親が父親を殺害した」としたら
その後でニラ玉とご飯を食べたのでしょうか。

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ただ、特異なことではありません。
殺人を犯した後に遺体の前で食事する人はいます。
その時だけ、ちょっと壊れていたと言うか。

謎が深まるのですが
じゃあ、息子・Sが有罪であれば
それはそれで、やっぱり別の矛盾がたくさん出てくるのです。


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いつも読んで下さってありがとうございます。


次回は「え、これで無罪?」です。